2014年 05月 26日
雑草徒然 百瀬万里子 |
雑草徒然
信州の長ーい冬が過ぎて、我がボロ家の小さな庭の花盛りも過ぎると、雑草の季節到来。
カタバミ、ハコベラ、ひよこ草、ヒメジョオンにペンペン草は抜きやすくていいとして、
たんぽぽ、が抜けない。
わーかわいいなどといっていると、すぐにわたぼうしになって
百倍にも千倍にもかわいくなってしまう。
オオバコは平たーく抜きにくーく根と葉をはる。
上に伸びないし何となく面倒くさいのでほおっておく。
昨年、小さなきゃしゃなつる草を、かわいいとほったらかしたらひどい目にあったので
今年は目に付く限り、親の敵のようにつまんでいる。
それからアレチウリ。
根気よく撲滅したはずが、隣境のフェンスにびっしりはびこっているのを発見。
隣の敷地にもかかわらず、駆逐してやった。
あけびに藤に笹、トクサ、スギナにドクダミ、クレマチス。
庭中に根を張っているにちがいない。
年寄りって草抜き好きだなあと思っていたが、
小さな芽のうちにつまんだほうが被害が少ないのだ。
自分も立派な草抜きばばあになれるだろうか。
世間の皆様、どうして庭をあんなにきれいにしてらっしゃるのか。
と、無力感におそわれつつぼちぼち草抜きしながら、生き抜こうという強い生命力、
工夫のあるものが勝ってゆくのだなあ、となんとなく、
近所にてんこ盛りにふえたハウスメーカーのおうちを眺める。
ある意味、自然の摂理なのかなあ。
春先に、笹を刈ったら、せっかくジャングルみたいだったのにー、
と5歳の息子からブーイングがおこった。
大丈夫、多分今年も根負けしてジャングルになるよ・・・。
これは増えてほしい二人静
by jia-nagano-khito
| 2014-05-26 15:15
| 建築家のひとりごと