2014年 07月 30日
電気自動車(EV車)に乗って 武田 誠彦 |
電気自動車(EV車)に乗って
建築の話とは直接関係ないのですが、現在乗っている電気自動車『LEAF』の話を簡単にしたいと思います。
今回は電気自動車の燃費について
電気自動車『LEAF』には“電費”というのがあって継続的に計測できるようになっています。
電費とは簡単に言えば単位電力あたり何km走行できるかというもので、
ガソリン車の“燃費”にあたるものです。
車の燃費はガソリン1リットルあたり何km走行できるかということになるわけですが、
電気自動車『LEAF』の場合は電力1kWhあたり何km走行できるかということになります。
『LEAF』に乗り始めて2年半を過ぎましたが、
この間の実際の平均電費は7.6km/kWh。
※エコ運転はまずまずかと思います...。
中部電力管内の一般的な家庭の電気料は
1kWhにつき20.68円(120kWhまでとして)です。
電費7.6km/kWhで1kWhの単価が20.68円ですので、
1km走行するのにかかる金額は20.68円/7.6km≒2.7円となります。
ここで、ガソリン1リットルあたり15.0km走る車を考えてみます。
今のガソリン価格は長野で1リットルあたりだいたい
約170円(ほんとに高くなってしまいましたね...。)くらいですから、
こちらは170円/15.0km=11.3円となります。
単純に1/4の金額で走れるということになりますね。
エコカーが多くなっているとはいえ、普通車で実際なかなかリッター15.0km走る車は
決して多くないのが現状です。
うちのもう一台の車はガソリンハイブリット車ですが、
実際1リットルあたり平均15.5kmを越えるのがやっとのところです。
ところで、現在『LEAF』の充電はすべて深夜電力で行っています。
今年の4月からオール電化料金も価格改定により値上げになってしまいましたが、
それでもナイトタイム1kWhの単価は13.45円です。
電費7.6km/kWhで1kWhの単価が13.45円ですので
1km走行するのにかかる金額は13.45円/7.6km≒1.77円です。
こちらですと1/6の金額で走れるということになり、だいぶ割安感が出てきます。
走れば走るほどお徳ということでしょうか。
もともとランニングコストで差額の車両価格を埋めることは難しいですし、
深夜電力もいずれ無くなる方向なのですが、
いまのところガソリンのように燃料代をあまり気にしなくて
バシバシ乗れるのは助かります。
ちなみに今年一般発売される話題の燃料電池車も気になるところです。
同じ電気での駆動ですが、燃料の水素の価格は補助金などを考慮しても
ガソリンの倍以上だとされています。
1km走行するのにはだいぶ高上がりになってしまうようです。
エコカーの本命と言われる燃料電池車は、
燃料となる水素の販売価格が普及の鍵となるでしょう。
いずれにせよ、今後“電費”もより改善されてつなぎとしてのEV車の位置が
重要となるかと思います。
私もモーター駆動での運転が楽しいというのもあり、
次ぎの乗り換えもまたEV車で検討できればと思っているところです。
by jia-nagano-khito
| 2014-07-30 15:27
| 建築家のひとりごと